4時、起床。が、すぐに墜ちる。次に目覚めたのは 9時半。びびった。
出走、10時。予定は大狂い。なにせ、6時半には自転車を漕ぎ始めているはずだった。
川崎・百合丘の住まい - 津久井道 - 女子大通り - 府中街道 - 連光寺坂 - 多摩川サイクリングロード・立川まで - 新奥多摩街道 - 五日市街道 - 檜原街道
LSD上限あたりで進んだ上記区間。というか、それ以上の負荷をかけられなかった。実走にせよローラー台にせよ、なんやかや 2週間ほど自転車に乗り続けているから、その疲れもあったのかな。まあ、あせなくてもいい。風張林道を上り始めれば、どうせ高強度になる。
風張林道 TT 。
檜原村役場前 - 風張林道 - 風張峠( 距離、約 17キロ )
1時間 2分 22秒( 自己ベストは 58分 53秒 )
風張林道に入ると、ほどなく勾配が急になる。そのとたん、インナー × ロー。序盤からファイナルギヤ状態なわけで、先が思いやられた。心拍もあっというまに上昇し、170台( 自己最大比 90パーセント )。ギヤ、心拍ともに、追い込まれるのが早過ぎる。過去の風張林道 TTと比べても、明らかにオーバーペースだ。
茸センターへの案内板を正面に見つつ、Uターンするように右折。いよいよここからが激坂。15 - 18パーセント程度で続く勾配を、10分くらいかけて進んでいく。そのあいだ、胸が裂けそうだった。耳につくのは妙な呼吸音で、ヒューヒューと音を立てていた。風張林道って、こんなに苦しかったっけ? あざみラインに比べりゃ楽勝だぜとか思っていたけど。だめだ、すみません、ぜんぜん楽勝じゃない。サイクルコンピューターに目を落とせば、心拍は 184。この数値、あざみ登坂時に比肩している。
ようやくのことで茸センター前を通過。残り 10分といった感じか。勾配はふつうにきつい 12パーセント前後、さっきまでよりもかなり楽だ。いや、楽なわけがない。ただの錯覚。でも、楽じゃないのに楽ならば、それはとてもいいことだ。とかなんとか、ごちゃごちゃ考えた。頭のネジが飛んでしまった、そんな気もした。
やがて、ゴール。ほぼ、オールアウト。数分、冷たいアスファルトに寝転がっていた。冬の青空が、冴え冴えときれいだ。
ダウンヒルは奥多摩湖側へ。
近頃にしては珍しく高めの気温。時速 40 - 50キロ。夏仕様のチームジャージ、ベスト( 袖を外したウインドブレーカー )、レッグウォーマー、アームカバーという格好なのに、寒くない。爽快な下りだった。
奥多摩湖畔は、とうに秋の装いを過ぎたという印象。赤や黄は踊り仕舞いに向かうらしい。湖水の映す山肌に寂寥感があった。
奥多摩湖を過ぎると、鶴峠 - 県道 18号 - 県道 33号 - 国道 20号 - 相模湖 - 千木良 - 津久井湖 - 橋本 - 尾根幹 - 若葉台 - 住まい、そんなふうな道程。ペースは LSDどまんなか。
走行距離 159.79キロ。
月間走行距離 962.90キロ。
禁酒生活 12日目。
過日の写真、デジタル一眼レフにて。冬、夕暮れ。
蛇足の一句。
自転車の 冬深まりし すね毛ぼーぼー
句の解釈。
風呂に入り、延び放題のすね毛を見れば、冬であることを感じる。ただ、春につながる冬なのだから、いまこそ自転車の練習に励もう。ぼーぼーのすね毛のごとき力を伸ばそう。2010シーズンは、もう始まっている。自転車力もすね毛も、すくすくと育て。
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